個人情報の漏えいが止まらない。今年の4月に法律が出来たが、施行後も漏えいは減っていない。これほど、企業が神経を尖らせて対策を行っているのに、ほとんど効果が出ていない。逆に、この法律を盾に取った情報隠蔽が行われて社会が閉鎖的になっている。
酔っ払ってパソコンを電車の網棚に置き忘れた営業マン。紙を節約しようとして個人情報が書かれた裏紙を使ってしまった事務員。使い方を知らないでアドレスを電子メールでばらまいてしまった管理職。誰でも、うっかりやってしまいそうなことばかりだ。
置き忘れたパソコンの個人情報を、無断で抜き取って、振り込め詐欺や迷惑行為をする方が悪いのに、この法律では、情報を漏らした方が犯人扱いされてしまう。とにかく個人情報を管理しろと強いるのは、臭いものに蓋をしているだけで、根本的な解決になっていない。
最近、学校のホームページがつまらなくなった。プライベートな情報が出せないので、どこも、みんな同じような内容になっている。インターネットは本来はもっと自由で楽しいもののはずだ。
昔は、田舎に行くと、夜でも鍵を掛けないで寝ても大丈夫だった。柵をしなくても、りんご泥棒などなかった。個人情報をオープンにしても、昔の田舎のように誰もそれを悪用しないようなネット社会になって欲しい。